CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 書下ろしショートストーリー『きなこのクリスマス その2』志賀内泰弘 | main | ちょっといい話『「涙の数が多いほど、他人の痛みを理解できる」(前編)』志賀内泰弘 >>
書下ろしショートストーリー『きなこのクリスマス その3』志賀内泰弘

第1626号ギブ&ギブメルマガ【クリスマス特別号】書下ろしショートストーリー『きなこのクリスマス』志賀内泰弘

-PC版-
『いつも、隣にいる、幸せをお届けするメールマガジン』

■<< 第1626号ギブ&ギブメルマガ  >>■■■■■■■■■■■■■■■
■■【クリスマス特別号】書下ろしショートストーリー『きなこのクリスマス』志賀内泰弘

◆発行◆
◇プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動 http://www.giveandgive.com/
◇いい話の広場SHOP http://giveandgive.shop-pro.jp/
◇たった一言でコンテスト http://hitokotode.com/

★★☆月刊紙の購読料は小中学校への無料配布に役立ております。
【現在の無料配布校 397校/2016年12月現在】
詳しくは → http://www.giveandgive.com/hajimete/school.html

★★★☆サポーター募集!【現在の登録数 461名/2016年12月現在】
詳しくは → http://www.giveandgive.com/hajimete/supporters_club.html

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 目次

[ 1 ]【22日】の「レクサス星が丘『日本一のお店を作る』今日の言葉」

[ 2 ]書下ろしショートストーリー『きなこのクリスマス その3』志賀内泰弘

◆一週間のメルマガメニュー◆
【月曜版】『ほろほろ通信』志賀内泰弘
【火曜版】『たった一言でコンテスト 受賞作品』
【水曜版】『たった一言でコンテスト 受賞作品』
【木曜版】『今週の日めくり』レクサス星が丘『日本一のお店を作る』今日の言葉
【金曜版】『ちょっといい話』志賀内泰弘


■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


▼新作日めくりカレンダー キングオブレクサスのレクサス星が丘★
「『日本一のお店を作る』今日の言葉」
http://giveandgive.shop-pro.jp/?pid=110108906

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ 1 ]【22日】の「レクサス星が丘『日本一のお店を作る』今日の言葉」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【22日】の「レクサス星が丘『日本一のお店を作る』今日の言葉」
-------------------------

感動サービスとは?

期待通りのことではなく、 「ここまでやってくれるのか!」 と思わせて
初めて感動してもらえる。

-------------------------

▼新作日めくりカレンダー キングオブレクサスのレクサス星が丘★
「『日本一のお店を作る』今日の言葉」
http://giveandgive.shop-pro.jp/?pid=110108906

また、こちらもおススメ。

▼新作が入った「人気日めくりカレンダー6点【1年間分】」セット
http://giveandgive.shop-pro.jp/?pid=24524777
↑これで、1年間毎日違う「今日の言葉」が楽しめます♪

▼ベストセラー「No.1トヨタのおもてなし レクサス星が丘の奇跡」(PHP研究所)
http://amzn.to/2gJEGNf


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[ 2 ]書下ろしショートストーリー『きなこのクリスマス その3』志賀内泰弘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

《その1は下記で読めます》
http://www.giveandgive.com/iihanashi_top/kokoro_mailmag/vol_1406.html

《その2は下記で読めます》
http://www.giveandgive.com/iihanashi_top/kokoro_mailmag/vol_1407.html


友達もいたし、クリスマスには、友達の家に呼ばれてパーティもした。
今は、友達が一人もいない。でも、中学に入っても、友達なんかいらない。
そんなことより、どうしたらいじめられずに済むかだ。ただ、それだけ。

後少し、後少し・・・我慢すれば中学生になる。 そうしたら、一からやり直すのだ。 教室に入る時、 「おい、きなこ」 と声を掛けられた。ドキッとして立ち止まった。 その声の主は智久君だった。怖くて、返事ができなかった。 「お前も、俺たちと同じ中学へ行くんだろ?」 「・・・」 「まさか、中学生になったら、俺たちから逃れられると思っているんじゃないだろうな」 ニヤリと笑うと、智久君は美雪追い越して教室に入って行った。
入口のところで、美雪は震えながら立ち尽くした。 (そんな・・・) 美雪は、すべての希望を失った。 後少し、後少し・・・と思って耐えてきたのに。これを絶望というのだろうか。
何がクリスマスだ。
クリスマスは、キリスト教の神様の誕生日を祝う日だと聞いたことがある。 何が神様だ。 神様なんてこの世にいるわけがない。 クリスマスなんて大嫌いだ。 「お〜い、きなこ! 何、ボーッとしてる。教室に入りなさい」 小野田先生に呼ばれて、美雪はハッとした。 クラスの全員が席に着いている。慌てて、自分の席へと駆けた。 小野田先生が、通知表を渡し始めた。 「J1」 「はい!」 そう呼ばれて、浅田智久君が教壇へ小走りに向かう。
小野田先生は、クラスのみんなの人気者だ。
なんでも、心の距離を近づけるために、
一人ひとりをあだ名で呼ぶことにしている。

智久君は、将来、Jリーガーになるのが夢なので、
「J1」というあだ名なのだ。 「コーターロー」 「あっちゃん」 「ハカセ」 次々に男子の名前が呼ばれる。みんな、通知表を受け取ると、こそこそと覗き込む。 「テッパン」 「家康」 「ロバート」 教室中が、ざわざわする。 女子の番になった。 「アン」 「姫」 「ピアノ」 美雪は、先生に呼ばれる度に死にたくなる。 なぜ先生はわかってくれないのだろう。 そう思いつつ、順番を待つ。 「きなこ」 「はい・・・」 美雪は、椅子を少し引いて、ふらりと立ち上がった。 (もうどうでもいい。中学になっても、みんなにいじめられるんだ。
 中学になっても、「きなこ」って呼ばれるんだ。
 死にたい、死にたい・・・死んでしまいたい) その時だった。 「先生、きなこじゃありません」 美雪は、教壇へと向かう足が止まった。
小野田先生が、声の方を向いて言う。 「どうした? マコト」 「先生、佐藤さんは、きなこじゃありません。
 佐藤さんは、佐藤さんって呼んであげてください」 何が起きたのか、誰もが理解できなかった。
クラスの全員がおしゃべりをやめて、誠に注目した。
顔が真っ赤で、少し震えているみたいだ。
小野田先生は、急なことに戸惑いながらも、
誠と美雪の顔を交互に見ながら言った。 「先生は、きなこが好きだぞ。佐藤さんも、きなこが好きなんだろう?
 もうすぐお正月だ。俺は、きなこ餅が楽しみでな。
 好物が一緒でうれしくて、愛情を込めて『きなこ』って呼んでるんだ」 誠が、バンッと机を叩いて立ち上がった。 みんなが、何事かと息をのんだ。 「違います! 先生。それは誤解なんです。
 きなこは・・・いえ、佐藤さんは、
 きなこなんて好きじゃないんです。
 ううん、きっと、きなこが大嫌いです」 「何言ってんだお前」 「何もくそもないんです。先生!お願いです。
 本当の名前で呼んでやってください。佐藤さん・・・とか美雪って」 誠から漂ってくる張りつめた空気が、教室全体に広がった。 誰もしゃべらない。誰もが緊張しているかに見えた。
そんな中、智久が誠を睨んだ。誠は、一瞬ひるんだかに見えたが、
キッとした表情で智久を睨み返すのが見えた。 美雪は、どうしていいのかわからず、教室の真ん中で立ち尽くした。 先生が、沈黙を破って口を開いた。 「ごめんな、佐藤さん。俺が早とちりしたみたいだな」 「・・・」 美雪は、先生の瞳を恐る恐る見やった。 「長い事、嫌な思いをさせたな。先生が悪かった、ゆるしてくれな」 「・・・」 「今日から、ミユキって呼んでもいいか?」 美雪は、 「はい」 と答えるのが精一杯だった。
ついさっきまで、死にたいと思っていた。
それなのに、この気持ちは何なのだろう。
心の奥底から、何だかわからないけれど、喜びが湧いてくる。
美雪が、誠の方に視線を向けると、
身体がブルブルと小刻みに震えているのがわかった。
美雪は思った。 クリスマスなんか嫌いだ。神様なんてこの世にいない。 ううん、それは間違いだった。サンタさんはいる。神様はいるんだ。 拭っても拭っても、瞳から涙が溢れてきた。 「ミユキ、ごめんな。思いっきり泣いていいよ」 気が付くと、小野田先生が大きな胸で
包み込むようにして抱きしめてくれていた。 教室の窓の外では、いつのまにか雪が降り始めていた。 でも、そのことに誰も気が付かない。 なぜなら、クラスの誰もが目を真っ赤に腫らして泣き出したからだ。 クラスのみんなの心の中に、チャペルの音がこだました。 そして、サンタさんの声が・・・。 「メリークリスマス!」 と聞こえたような気が・・・した。

《終わり》

▼『社員さん・バイトさんのサービス意識向上に』
月刊紙が毎月25冊届く「法人サポーター」募集中!
http://www.giveandgive.com/supporters/

   -   -   -

◆「ちょっといい話」を募集中!◆
皆さんからの「ちょっといい話」を募集しております!
メルマガや月刊紙で紹介させていただきます。ペンネームでもOK!
どんな小さなことでも、あっ!と思ったら投稿してくださいね。
お便りもお待ちしております。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/100a41a2115075

   -   -   -

★☆毎月いい話をお届けします!★☆
月刊紙「プチ紳士からの手紙」を発行しています!(年間購読料2,500円/12回発行)
詳しくは → http://giveandgive.shop-pro.jp/?pid=5948489

★★メルマガのバックナンバーが読めます。
こちらから → http://iihanashi.giveandgive.com/

《お願い》
このメルマガを読んで気に入っていただけましたら、
お友達にぜひお勧めください。このメルマガを
転送していただければ、文末に登録フォームがございます。

■<< ギブ&ギブメルマガ発行 >>■■■■■■■■■■■■■■■

プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動
info@giveandgive.com

執筆者・文責/小島章裕・志賀内泰弘

〒460‐0003
名古屋市中区錦2-6-13
長者町えびすビルPART3
有限会社ウィッテム内
TEL:052-221-5661 FAX:052-221-5660

◆プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動 http://www.giveandgive.com/
◆いい話の広場SHOP http://giveandgive.shop-pro.jp/
◆たった一言で http://hitokotode.com/

■■■■■■■■■■■■■■■<< ギブ&ギブメルマガ発行 >>■

お友達にお勧めください♪

▼メルマガ配信登録▼ ※ケータイでも読めます
http://www.rakume.jp/usr/access.jsp?i=102281&t=3&k=1&p=1

▼メルマガ配信停止▼
http://www.rakume.jp/usr/access.jsp?i=102281&t=4&k=1&p=1

| ココロのメルマガ小説 | 09:22 | - | - | pookmark |